耳と口の話

新年あけましておめでとうございます。

このブログでは『道の體術』師祖 高道生老師から私が直伝された技から生き方、哲学まで、皆さんの人生にも役立つであろうエピソードなどを紹介してゆきます。

 

 

「耳は二つで、口は一つである理由」は何でしょうか?

 

答えは「しゃべる事より、聞くことの方が大切」だからです。しかも、口は食べる・息をする事も兼用しています。

 

老師とは、チャイナの北京語で会話していましたが、初めの頃は北京語がうまく話せませんでした。当たり前ですが、・・・。

 

それでも老師は、私が何か伝えようとすると ググっと身を乗り出し、目を見て耳を傾けてくれました。その道では、世界的に有名な(日本より欧米で有名でした)大先生が、です。

 

嬉しかったなあ・・。 師匠は、人生一貫して他人を粗末に扱うことはありませんでした。

   (無礼をして半殺しになった輩はたくさんいたようですが(笑)

 

当然、師匠のことが大好きになり「この方のためならどんな大変なことでもやろう!」と自然に思うようになりました。

 

以来、私も同じように人の話を聞くように心がけています。

 

私が20年仕えた高道生老師は「お前にはワシが直接全部教える」と自宅兼道場に住まわせ、師匠最後の年に「日本に帰り『お前の師匠は誰か』と尋ねられたら、ワシの名前を出せ!『高道生』とな」又、「お前程できるやつは他にいない。よく努力したなあ」と皆伝の言葉を頂きました。 その年の暮れ、師匠は大きな悲しみの中に壮絶な最期を遂げましたが、その内幕を直接見て知っているのは、私だけです。私の本名は、松藤泰三。